モダンポリリズム講義メモ20

第36回 三郎

StepIV 「5」ゲット以降の世界

・ラッパーのワークを見る

 ・器楽のアドリブ(ad lib)が4音(乃至3音)を1単位縛りであることの解放

・OMSB/OMBS from Black Smoker(○ライング○ータスよりいい! 菊地談)(N/Kとしての初めての長文ライナー 読みたい)

・日本語の57577、337などとの親和性

 ・きくちなるよし おおたによしお たなかかくえい

・例文「くちもとの らいふるで はげたかを うちおとす」

 ・5分割であるが意味的にも過不足も省略もなくしかもビートに乗る

 ・これはミドルスクールごろから見られる(さんぴんんキャンプ世代)

 ・オールド風には「くちもと らいふる はげたか おとす」(シュプレヒコールっぽくなる ?)

NIPPS(buddha brand) Q(ラッパ我リヤ)らがミドルスクーラーのなかでも軽やかに逸脱

・オールド世代の4単位フレーズはオーセンティックでありクールめに響く

 ・逆にアゲるには難しい部分がある

・文章の意味的には5単位のほうが普遍 であるが音楽的には価値の反転がある(重要)

・ここからの転用

 ・4⇨5への追加の転用ではミドルのやりかたになるだけ

  ・つまり単語あるいは文節の伸縮=訛りの発生

  ・タカタカタ タカタカタ ではなく タンタンタ カカンカンのような(この辺は完全に動画みないとわからんな)

・訛りの発生こそブランニューな価値観になりうる

 ・言語的にも音楽的にもオーセンティックからの逸脱をする

・以上を踏まえて再度microphone tysonを聞く

 ・ベースラインの採譜2種

 ・5でとる不安定性の美 4でとる安定性の美

・ラップの音数単位(意味的)と器楽の音数単位(4の世界)

 

前回に引き続いてめちゃくちゃ面白いな たしかにそうだ昔のラップって